フランスでのインターンシップ
作者: 日仏会館事務局   
2011年 3月 30日(水曜日) 18:17

Courrier de Mlle Ogawa Yurie, représentante du Forum Franco-Japonais des Étudiants 2010, qui effectue un stage de 6 mois au sein de l'OECD à Paris à partir de janvier 2011.

日仏会館学生会員の小川友理恵さんよりお便りを頂きました。

 

小川さんは、2010年の日仏学生フォーラム代表、2011年1月より半年間、大学の派遣でパリのOECDでインターンされています。パリでのインターンシップの様子を伝えて頂きました。

 

 

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フランスでのインターンシップ

 

日仏会館学生会員 小川友理恵(東京外国語大学)

 

 

 

1月にパリにある経済協力開発機構(以下、OECD)にて半年間のインターンシップを始めてから、早2ヶ月。到着したばかりの時は、出勤時にもまだ外は真っ暗で、厚いコートとマフラーが手放せなかったが、最近ではパリも日の出が早くなり、日に日に春が近づいてきていることが感じられるようになった。

 

OECDについての歴史は、第二次世界大戦後の疲弊した欧州経済を再建するための欧州復興支援計画「マーシャル・プラン」を実行する機関として発足した、欧州経済協力機構(OEEC)にまで遡ることができる。その後、OEECは対象を国際経済・社会へと広げた先進諸国の経済協力機構として組み替えられ、1961年に新たにアメリカ・カナダが加盟し、OECDが設立した。OECDの大きな特徴は、市場経済と民主主義を支持する国によって構成されていることである。日本は1964年4月にアジア初のOECD加盟国となり、現時点でOECD加盟国は34ヶ国にのぼる。

 

OECDの主要な目的はOECD条約1条において明記されている経済成長、開発途上国援助、多角的な自由貿易の拡大の3点である。その他、環境や農業、エネルギー、教育など活動分野は国際経済社会の多様化に伴って広範にわたった問題に対しても研究、分析、政策提言、協議を行っている。OECDは持続可能な経済成長の支持、雇用拡大、生活水準の向上、金融安定化の維持、他国の経済発展の支援、世界貿易の成長の貢献に向けて、その他の非加盟国とも協調しながら日々活動している。

 

OECD50周年をアピールする横断幕 飾り

 

この中で、私がインターンシップをしているのはOECD事務局の広報部門(Public Affairs Division)になる。広報部門はOECDと政府関係者、企業、NGOs、一般社会と協調するにあたって中心の役割を担い、協議の場の調整や、メディアを通しての幅広い情報発信を行っている。広報部門が取り仕切る大きな協議の場として、閣僚理事会と同時期に開催されるOECD年次フォーラムがあり、今回のインターンシップでの仕事の大部分は2011年で設立50周年を迎えたOECD50周年フォーラム向けての企画準備である。フォーラム運営チームには現在インターンが私を含め5人おり、担当者の補佐にとどまらず、各自チームの一員として仕事を任されているため、責任と同時にやりがいが感じられる。私の場合は、招待客および参加者登録(Registration)の担当として招待状の作成や問い合わせの応対をする他、フォーラムのウェブサイト(URLはwww.oecdforum.org)の編集補佐などを行っている。また、広報部は外部からの訪問の案内やOECDを紹介するセミナーを行っており、日本人の団体が訪問をした際には日本語でOECDを紹介するプレゼンを行った。OECDの活動内容を世界に発信し、人々にOECDについての理解を深めてもらうことが所属部署の主な仕事でもあるので、このような機会を与えてもらうことは、私自身にとっても、OECDについての理解を深めるきっかけになっている。

 

オフィスのデスクでの小川さん

 

OECDの公用語は英語とフランス語であるが、多くの場合は英語でコミュニケーションが行われている。日仏会館主催の日仏学生フォーラム(FFJE)夏季渡仏プログラム以外で、特にフランスに留学したというような経験がない私にとっては、肝心のフランス語はまだまだ努力が必要である。パリに着いたばかりの頃は特にFFJEの仲間の存在に随分と助けられ、フランス側のFFJEメンバーの集まりに参加したり、食事をしたりと、おかげで現在に至るまでもホームシックとは無縁に過ごすことができている。OECDの職員の集まりにも積極的に参加し、OECDでの仕事内容やどのような経緯でOECDに来たのかなどを尋ねる機会を多く持つように心がけている。半年間という長いようで短いインターンシップの機会を通して、国際公務員に求められる人物像を探っていければと思う。

 

インターン仲間と

同じ部署の職員とランチ

 

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