コンサート・上映

映像と講演 アラン・レネを悼む 「薔薇のスタビスキー」 レネ映画の魅力をふたたび!

杉原賢彦 (映画評論) 

“イベント詳細”

2014-07-07(月) 18:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール

主催:公益財団法人日仏会館 / TMF日仏メディア交流協会

協賛:アイ・ヴィー・シー/エモア

 

プログラム

18:00                     DVD上映 『薔薇のスタビスキー』(Stavisky... )

1974 / France-Italia / 118min. / couleurs / 日本語字幕付

監督:アラン・レネ/原作・脚本:ホルヘ・センプルン/

出演:ジャン=ポール・ベルモンド、フランソワ・ペリエ、アニー・デュプレー

20:05-20:30             講 演 杉原賢彦 + Q & A(会場より)

20:30-21:00             懇親会

 

1930年代、フランス。実業界、そして政界にも急速に、そして着々と地歩を築き、のし上がった稀代の野心家スタビスキー。ところが、過去の小さな汚点が、彼を破滅へと追い込んでいった……

フランス政財界の裏側とスペイン内戦を並行させながら、実際に'30年代のフランスを騒がせたひとりの男とその周辺を描いたアラン・レネの異色作。

2014年3月1日、91歳にして亡くなったアラン・レネに、フランスは喪に服した。その一方、日本では、あいもかわらず「ヌーヴェル・ヴァーグの」という形容がなされるなど、レネ映画とその魅力に対する評価は片寄ったまま。『夜と霧』『二十四時間の情事』『去年マリエンバートで』から、『恋するシャンソン』『六つの心』、そして『風にそよぐ草』へといたるアラン・レネの軌跡とその映画の魅力を、『薔薇のスタビスキー』とともに、いまいちど発見してみたい──。