コンサート・上映

【レクチャーコンサート】「ブーレーズの軌跡 II」

野平 一郎(ピアノ)、甲斐史子(ヴァイオリン)

“イベント詳細”

2010-12-16(木) 18:30
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール

講師 野平 一郎  NODAIRA Ichiro

演奏 野平 一郎(ピアノ)、甲斐史子(ヴァイオリン) / NODAIRA Ichiro (piano), Fumiko KAI (Violon)

日時 2010年12月16日(木)18時30分(18時開場)
場所 日仏会館ホール(定員120名、先着順)
参加費 1,000円(学生500円、会員無料)

Conférence en japonais sans traduction

 

ブーレーズの軌跡 I―IRCAMとその周辺

Itinéraire de Pierre Boulez II : IRCAM et ses alentours

ピエール・ブーレーズについてのレクチャーコンサート第二回目は、70年代のIRCAMの指導運営、アンサンブル・アンテルコンタンポランの創設と指導を中心に、エレクトロニクスやコンピュータを含むブーレーズの作曲活動について、実際の演奏を交えレクチャーをして頂きます。コンサートでは、現代音楽の演奏に定評のある甲斐史子さんのヴァイオリンが加わります。

 

曲目  ブーレーズ ピアノソナタ第3番より コンステラシオン・ミロワール(1957)

    ウェーベルン ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 作品7(1910)

    ブーレーズ アンテームI(1991)

演奏  甲斐史子(ヴァイオリン) 野平 一郎(ピアノ)

 

 

野平 一郎 NODAIRA Ichiro (Piano)

東京芸術大学附属音楽高等学校、同大学、大学院修士課程を経て、1978年、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。ピアニストとして、現在までに90枚以上のCDをリリース。武満徹、湯浅譲二の全ピアノ作品集や、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集などがある。また、作曲家としては、フランス文化庁をはじめ国内外からの数多くの委嘱作品がある。代表作はオペラ「マドルガーダ」、日本フィルシリーズ第40作「トリプティーク」など。第13回中島健蔵音楽賞(1995)、第44回尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996)、第35回サントリー音楽賞(2004)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005)を受賞。現在、静岡音楽館AOI芸術監督、及び東京芸術大学教授。

甲斐 史子 KAI Fumiko (Violon)

桐朋学園音楽大学卒業。同大学研究科修了。第3回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第1位入賞。現代音楽演奏コンクール〈競楽V〉第1位入賞(ピアノの大須賀かおりとのデュオROSCOとして)。第12回朝日現代音楽賞受賞。2003年度青山バロックザール賞受賞。ドイツ・ダルムシュタットにて、クライニヒシュタイナー賞受賞。 桐朋学園オーケストラ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー管弦楽団等と共演。国内外の音楽祭に出演するほか、数々の初演、録音を行っている。2008年3月、一柳慧率いるアンサンブル・オリジンメンバーとして、カーネギーホールにて演奏。北京中央音楽学院、国家大劇場、上海音楽院など、中国においても日中現代作品を中心にリサイタル公演、レクチャーを重ねている。