コンサート・上映

スペクトル楽派とその周辺―1970年代からのフランス音楽の新しい動き(レクチャーコンサート)

【講師】野平一郎(東京音楽大学)
【演奏者】大石将紀(サクソフォン)、藤原亜美(ピアノ)

“イベント詳細”

2022-05-11(水) 19:00 - 21:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール
定員 50
参加費 一般1,000円、学生500円、日仏会館会員無料
事前登録 要 Peatixサイトから
言語 日本語
主催 (公財)日仏会館

※お申し込み方法についてはこちらのページをご参照ください。

––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

【チケット販売開始日時】
・日仏会館会員チケット:4月11日(月)正午より販売開始
・一般チケットおよび学生チケット:4月18日(月)正午より販売開始



【当日は必ずチケットをご用意ください】
Peatixアプリをスマートフォンに入れている方
Peatixでお申し込みをしたチケットは、Peatixアプリ(無料)に表示されます。紙のチケットは発行されず、スマートフォンがそのままチケットとなります。イベント当日は、Peatixアプリにチケットを表示させ、受付にてご提示ください。
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(iPhoneの場合)
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(Androidの場合)

 

 

 


講演では、「スペクトル楽派とは何か〜グリゼー、ミュライユの1970-80年代の創作〜」と題して、20世紀末のフランス音楽の最も著名な動向を、音楽思想や技術などから多面的に探ります。講演の後、約45分のミニ・コンサートで、ジェラール・グリゼーのバリトン・サックスのための「アヌビス」(1983-90)トリスタン・ミュライユのピアノソロのための「忘却の領土」(1976-77)をそれぞれ大石将紀、藤原亜美の演奏で聴きます。大変注目を浴びている演奏者たちであり、大石・藤原共々に数々のコンクール第1位を獲得し、現在現代音楽の世界で活躍する最も重要な演奏家たちです。彼らが挑むスペクトル楽派の音楽から、さぞかし新鮮な音響を聞かせてくれるでしょう。またフランス音楽におけるサックス作品の古典、ドビュッシーの「サクソフォンのための狂詩曲」L98 (1901-11)を最後に2人で演奏します。フランスの新しい動きが、決して伝統のフランス音楽の響きと乖離しているのではないことも、感じていただけるでしょう。

 


※新型コロナウイルス感染症の感染状況により、開催方法を変更する場合があります。最新情報は(公財)日仏会館ウェブサイトにてご確認ください。

 

【講演】
「スペクトル楽派とは何か〜グリゼー、ミュライユの1970-80年代の創作〜」(野平)



【ミニコンサート】
ジェラール・グリゼー アヌビス バリトン・サクソフォンのための(1983-90)
Gérard Grisey   Anubis pour saxophone baryton(大石)

トリスタン・ミュライユ 忘却の領土(1976-77)
Tristan Murail  Territoires de l’oubli pour piano(藤原)

クロード・ドビュッシー アルト・サクソフォンのための狂詩曲 L98 (1901-11)
Claude Debussy  Rapsodie pour saxophone alto et piano(大石・藤原)

 

【講師プロフィール】

 

©YOKO SHIMAZAKI

野平一郎
東京藝術大学大学院修了後、パリ国立高等音楽院に学ぶ。現在、作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者として国際的に活躍する音楽家。第13回中島健蔵音楽賞、第44回、第61回尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞、第35回サントリー音楽賞、第55回芸術選奨文部科学大臣賞、日本芸術院賞を受賞。佐川吉男音楽賞を芥川也寸志メモリアル・オーケストラ・ニッポニカのミュージカル・アドヴァイザーとして受賞。2012年紫綬褒章を受章。現在、静岡音楽館AOI芸術監督、東京文化会館音楽監督。東京藝術大学名誉教授、東京音楽大学教授。日本フォーレ協会会長。日本ベートーヴェンクライス代表理事。仙台国際音楽コンクールピアノ部門審査委員長。東京音楽コンクール審査員長。

 

【演奏者プロフィール】

©T.KANEIWA

藤原亜美〔ピアノ〕
札幌市出身。東京藝術大学ピアノ科、並びにパリ国立高等音楽院ピアノ科を審査員満場一致の1等賞で卒業。第 3 回オルレアン 20 世紀音楽国際ピアノコンクール(仏)にて第1位受賞。アンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーによるアカデミーに参加。在仏中よりピアノソロ、室内楽奏者として活動。 1998 年 帰国後はソロ C D を含む録音を多数リリースし、第 49 回と第 51 回レコードアカデミー賞(現代音楽部門)受賞。東京シンフォニエッタのメンバーとして多くの初演作品を含む現代音楽作品を国内外で演奏。ソリストとしても日本初演作品日本初演作品の演奏に多く携わる。東京音楽大学、日本大学藝術学部講師。 日本フォーレ協会会員。

 

 

© Raymond Huang

 大石将紀〔サクソフォン〕
サクソフォン奏者としてクラシック音楽、特に現代音楽のジャンルで活躍し、これまでに数々の日本初演を手がける。東京藝術大学卒業、同大学大学院修了後、03年に渡仏しパリ国立高等音楽院に入学。サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を全て最優秀の成績で卒業後、08年帰国。その後は国内を初めヨーロッパやアジアにおいても音楽祭に出演したり、リサイタルを開催している。第13回佐治敬三賞、令和元年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。現在大阪音楽大学特任准教授、東京藝術大学、洗足学園音楽大学講師、エリザベト音楽大学特別講師。www.m-oishi.com


 

 

日仏会館のイベント等活動は、個人会員・賛助会員の皆様のご支援で成り立っております。