講演会・トーク

渋沢栄一と孫娘市河晴子―忘れられた天才的文筆家(日仏文化講演シリーズ第374回)

【講師】高遠弘美(明治大学名誉教授)
【司会】澤田 直(立教大学、(公財)日仏会館)

“イベント詳細”

2023-10-17(火) 18:30 - 20:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール
定員 130
参加費 一般1,000円、日仏会館会員・学生 無料
言語 日本語
主催 (公財)日仏会館
後援 (公財)渋沢栄一記念財団

 

※お申し込み方法についてはこちらのページをご参照ください。

 


 

市河晴子(1896-1943)は渋沢栄一の孫。栄一の長女で歌人だった穂積歌子と民法を起草した法学者穂積陳重の三女です。英語学の泰斗、市河三喜と結婚し三人の子供を儲けますが、男子二人を逆縁で喪います。生き残った長女は野上弥生子の三男と結婚することになります。晴子は職業作家ではありませんでしたが、文筆をよくし、夫と共著の体裁をとった『欧米の隅々』(1933)、単著として『愛ちやん』(1927)『米国の旅・日本の旅』(1940)があるほか、多くのエッセイを遺しました。『欧米の隅々』は6年で7刷になるほどよく読まれたのですが、戦中戦後の混乱のなかで忘れられていきました。2022年、高遠弘美編『欧米の隅々 市河晴子紀行文集』(素粒社)が出て、江湖の喝采を博しました。本講演では市河晴子の文章に力点を置いてお話をいただきます。

 

 

 

 

高遠弘美(たかとお ひろみ)
フランス文学者・翻訳家、明治大学名誉教授。専門のプルーストの研究・翻訳にとどまらず、日本文学や美術に関するエッセーも多数発表している。主な著書に『プルースト研究 言葉の森のなかへ 論文集』、『七世竹本住大夫 限りなき藝の道』、『物語 パリの歴史』、訳書にロミ『完全版 突飛なるものの歴史』、プルースト『失われた時を求めて』(継続中)、編著に『矢野峰人選集 1 エッセイ・詩・訳詩』、『欧米の隅々 市河晴子紀行文集』など多数。

 

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【当日は必ずチケットをご用意ください】

Peatixアプリをスマートフォンに入れている方
Peatixでお申し込みをしたチケットは、Peatixアプリ(無料)に表示されます。紙のチケットは発行されず、スマートフォンがそのままチケットとなります。イベント当日は、Peatixアプリにチケットを表示させ、受付にてご提示ください。
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(iPhoneの場合)
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(Androidの場合)

 

スマートフォンでアプリをダウンロードできない方、パソコンをご利用方
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イベント当日は、パソコンから印刷したチケットをホール入口にてご提示ください。
▶︎パソコンでチケットを確認する・印刷する方法

 

 


 

【ご来場に際してのお願い】
次の方は来場をご遠慮ください
・37.5℃以上の発熱がある方
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、 咽頭痛、倦怠感等の症状のある方
※上記と同様の症状がある方は入館をお断りいたしますので、ご了承ください。

 

【館内ご利用時につきまして】
・体調が気になる方や身近に感染者が出た方にはマスクの着用を推奨いたします。
・一定の距離がとれない会話の際にはマスクの着用を推奨いたします。

 

【注意事項】
(公財)日仏会館以外の録画、写真撮影、録音は固くお断り申し上げます。

 

 

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