渋沢・クローデル賞

 

日仏会館が創立 60 周年を迎えた1984年に、創立者 2 人を記念して、当会館と毎日新聞社との共催で、渋沢・クローデル賞が創設されました。これは日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関してなされたすぐれた研究成果に対して贈られる学術賞です。両国でそれぞれ 1 名が受賞し、受賞者には日本・フランス間往復航空券と、相手国での一ヶ月間の滞在費が贈呈されます。日本側は本年度も本賞の他に奨励賞が1件用意されており、賞の内容は本賞に準じます。

 

渋沢・クローデル賞は、2008年度より読売新聞社との共催になり、その後フランス側は、2021年度よりフランス国立社会科学高等研究院・日仏財団との共催となりました。

 

日本側審査体制について

渋沢・クローデル賞の審査は渋沢・クローデル賞委員会が外部の専門家を加えて行なう査読にもとづく一次審査で候補作を絞り、渋沢・クローデル賞委員会により最終審査が行われます。2021-2022年度の審査委員は以下の10名です。伊達聖伸、石川美子、川出良枝、三浦 篤、中地義和(委員長)、重田園江、澤田直、篠田勝英、矢後和彦、山元 一(アルファベット順)

 

第38回(2021年度)公募のチラシ

第38回(2021年度)様式

 

 

審査結果報告

本賞

中村 督 「言論と経営 戦後フランス社会における「知識人の雑誌」」(名古屋大学出版会、2021)

受賞者の言葉  選評

奨励賞

淵田 仁 「ルソーと方法」(法政大学出版局、2019)

受賞者の言葉  選評

フランス側

セザール・カステルビ 「日本の新聞記者と新聞社―変化する職業的モデルにおけるキャリアと仕事の社会学的分析」(博士論文)

 

フランス側

エドゥアール・レリッソン 「神道の軌道と日本の満洲の成立―宗教的な空間化、帝国の拡大、近代神道の成立」(博士論文)

審査結果報告

本賞

該当無し

奨励賞

御園敬介 「ジャンセニスム 生成する異端―近世フランスにおける宗教と政治」(慶応義塾大学出版会、2020)

受賞者の言葉  選評

奨励賞

須藤健太郎 「評伝ジャン・ユスターシュ 映画は人生のように」(共和国、2019)

受賞者の言葉  選評

奨励賞

髙木麻紀子 「ガストン・フェビュスの『狩猟の書』挿絵研究」(中央公論美術出版、2020)

受賞者の言葉  選評

フランス側

該当無し

審査結果報告

本賞

該当無し

奨励賞

石川 学 「ジョルジュ・バタイユ 行動の論理と文学」(東京大学出版会、2018)

受賞者の言葉  選評

奨励賞

梅澤 礼 「囚人と狂気 一九世紀フランスの監獄・文学・社会」(法政大学出版局、2019)

受賞者の言葉  選評

フランス側

シモン・エベルソルト 「偶然と共同―日本の哲学者、九鬼周造」(博士論文)

受賞者の言葉

審査報告

本賞

新居 洋子 「イエズス会士と普遍の帝国 在華宣教師による文明の翻訳」(名古屋大学出版会、 2017)

受賞者の言葉

奨励賞

鳥山 定嗣 「ヴァレリーの『旧詩帖』 初期詩篇の改変から詩的自伝へ」(水声社、 2018)

受賞者の言葉

フランス側

リュシアン=ロラン・クレルク 「日本におけるアイヌの社会文化的変容」(博士論文)

受賞者の言葉

本賞

渡辺 優 「ジャン=ジョゼフ・スュラン― 一七世紀フランス神秘主義の光芒」(慶應義塾大学出版会、2016)

受賞者の言葉

奨励賞

宮下 雄一郎 「フランス再興と国際秩序の構想―第二次世界大戦期の政治と外交」(勁草書房、 2016)

受賞者の言葉

フランス側

アルノ・グリヴォ「日本の政治体制の再編-1990年代以降の政治システムにおける官僚制」(博士論文)

受賞者の言葉

本賞

該当作無し

特別賞

小門 穂 「フランスの生命倫理法 生殖医療の用いられ方」(ナカニシヤ出版、2015)

特別賞

森 千香子 「排除と抵抗の郊外: フランス「移民」集住地域の形成と変容」(東京大学出版会、2016)

フランス側

マルタン・ノゲララモス 「日本の村落社会におけるカトリック教と潜伏キリシタン(17-19世紀)」(博士論文)

本賞

大森 晋輔 「ピエール・クロソウスキー 伝達のドラマトゥルギー」(左右社, 2014)

LVJ特別賞

安藤 裕介 「商業・専制・世論ーフランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換」(創文社, 2014)

フランス側

フランク・ミシュラン 「太平洋戦争直前の仏領インドシナと日本の南進」(博士論文)

本賞

泉 美知子 「文化遺産としての中世―近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存」(三元社、2013)

LVJ特別賞

橋本 周子 「美食家の誕生―グリモと「食」のフランス革命」(名古屋大学出版会、2014)

フランス側

ノエミ・ゴドフロワ 「古代から19世紀初頭までの蝦夷地をめぐる交流、支配と対外関係」(著作)

本賞

吉川 順子 「詩のジャポニスムージュディット・ゴーチエの自然と人間」(京都大学学術出版会 2012)

LVJ特別賞

小島 慎司 「制度と自由ーモーリス・オーリウによる修道会教育規制法律批判をめぐって」(岩波書店 2013)

フランス側

クレア・パタン 「日本美術市場の社会学的アプローチ 美術品の販売、流通、普及、価値形成のための仲介業者ネットワーク」(博士論文)

本賞

小田 涼 「認知と指示 定冠詞の意味論」(京都大学学術出版会 2012)

LVJ特別賞

高山 裕二 「トクヴィルの憂鬱―フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生」(白水社 2012)

フランス側

マチュー・セゲラ 「ジョルジュ・クレマンソーと極東」(博士論文)

本賞

重田 園江 「連帯の哲学Ⅰ-フランス社会連帯主義」(勁草書房、2010年)

LVJ特別賞

伊達 聖伸 「ライシテ、道徳、宗教学-もうひとつの19世紀フランス宗教史」(勁草書房、2010年)

フランス側

ニコラ・ボーメール 「日本酒 日本固有の歴史、文化の地理学(Le sake une exception japonaise)」(博士論文)

本賞

互 盛央 「フェルディナン・ド・ソシュール-<言語学>の孤独、「一般言語学」の夢」(作品社、2009年)

LVJ特別賞

陳岡めぐみ 「市場のための紙上美術館-19世紀フランス、画商たちの複製イメージ戦略」(三元社、2009年)

特別賞

田口卓臣 「ディドロ 限界の思考-小説に関する試論-」(風間書房、2009年)

フランス側

クレール=碧子・ブリッセ 「A la croisée du texte et de l'image : cryptiques et poèmes caches (Ashide) dans le Japon classique et médiéval」(「文章と絵画の交差点で」)(Collège de France, Institut des Hautes Etudes Japonaises、2009年)

本賞

藤原 貞朗 「オリエンタリストの憂鬱―植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学」(めこん、2008)

LVJ特別賞

林 洋子 「藤田嗣治 作品をひらく 旅・手仕事・日本」(名古屋大学出版会、2008)

フランス側

カリン・プペ 「LES JAPONAIS 日本人」(Tallandier 社、2008年)

本賞

川嶋 周一 「独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序:ドゴール外交とヨーロッパの構築 1959-1963」(創文社、2007)

LVJ特別賞

高村 学人 「アソシアシオンへの自由―『共和国』の論理」(勁草書房、2007)

フランス側

ギブール・ドラモット 「日本の防衛政策の決定要因と政治ゲーム」(博士論文)

本賞

原 大地 「ロートレアモン―他者へ」(アルマッタン、2006年)Lautréamont ; vers l'autre -Etude sur la création et la communication littéraires  (L'Harmattan, 2006)

LVJ特別賞

河本 真理 「切断の時代‐20世紀におけるコラージュの美学と歴史」(ブリュッケ、2007年)

フランス側

ミッシェル・ダリシエ 「西田幾多郎:統一の哲学」(博士論文)

本賞

寺戸 淳子 「ルルド傷病者巡礼の世界」(知泉書館、2006)

LVJ特別賞

鳥海 基樹  「オーダー・メイドの街づくり―パリの保全的刷新型「界隈プラン」」(学芸出版社、2004)

フランス側

アルノー・ナンタ 「日本列島の住民の起源に関する人類学的・考古学的考察-1870‐1990」(博士論文)

本賞

竹中 幸史 「フランス革命と結社」(昭和堂、2005)

LVJ特別賞

宇野 重規 「政治哲学へー現代フランスとの対話」(東京大学出版会、2004)

フランス側

エマニュエル・ロズラン 「文学と国柄-19世紀における日本文学史の誕生」

本賞

木村 琢麿 「財政法理論の展開とその環境-モーリス・オーリウの公法総論研究 」 (有斐閣、2004)

LVJ特別賞

桑瀬 章二郎 Les Confessions de Jean-Jacques Rousseau en France (1770-1794) - les aménagements et les censures, les usages, les appropriations de l'ouvrage (Honoré Champion, 2003)

フランス側

ファビエンヌ・デュテイユ・オガタ 「東京の下町における日常生活の中の宗教」(博士論文)

特別賞

ミッシェル・ビエイヤール・バロン 「作庭記」翻訳 "De la creation des jardins : traduction du Sakutei-ki", Tokyo : Maison franco-japonaise, 1997

本賞

山口 裕之 「コンディヤックの思想-哲学と科学のはざまで」(勁草書房、2002)

LVJ特別賞

長谷川 秀樹 「コルシカの形成と変容―共和主義フランスから多元主義ヨーロッパへ」(三元社、2002)

フランス側

ポール・ジョバン 「労働組合の新しいスピリット-戦後日本における「産業病」を巡る闘争と認知」(博士論文)

本賞

中山 洋平 「戦後フランス政治の実験 第四共和制と「組織政党」 1944-1952 」(東京大学出版会、2002)

LVJ特別賞

亀井 克之 「新版 フランス企業の経営戦略とリスクマネジメント」(法律文化社、2001)

[現代フランス・エッセー賞](特別賞)

コリン・コバヤシ 「ゲランドの塩物語-未来の生態系のために-」(岩波書店、2001)

フランス側

ミカエル・リュケン 「20世紀の日本美術」(南明日香訳、三好企画、2007)

本賞

秋吉 良人 「サドにおける言葉と物」(風間書房、2001)

LVJ特別賞

高階 絵里加 「異界の海-芳翠・清輝・天心における西洋」(三好企画、2000)

[現代フランス・エッセー賞](特別賞)

大谷 悟 「みちくさ生物哲学-フランスからよせる「こころ」のイデア論」(海鳴社、2000)

フランス側

エリザベト・ドゥ・トゥシェ 「横須賀海軍工廠の創立1865‐1882 フランスから日本への技術移転」(博士論文)

本賞

矢後 和彦 「フランスにおける公的金融と大衆貯蓄 預金供託金庫と貯蓄金庫 1816-1944」(東京大学出版会、1999)

LVJ特別賞

塚本 昌則 ラファエル・コンフィアン著 「コーヒーの水」翻訳(紀伊国屋書店、1999)

[現代フランス・エッセー賞](特別賞)

西川 長夫 「フランスの解体?-もうひとつの国民国家論」(人文書院、1999)

[現代フランス・エッセー賞](特別賞)

鈴木 裕之 「ストリートの歌-現代アフリカの若者文化」(世界思想社、2003)

フランス側

クレール・ドダヌ 「与謝野晶子-情熱の歌人・日本女性解放運動の先駆」(博士論文)

本賞

坂倉 裕治 「ルソーの教育思想-利己的情念の問題をめぐって」(風間書房、1998)

LVJ特別賞

永井眞貴子 ジョルジュ・ベッケル、ロラン・サバチエ著 「きのこの名優たち」翻訳(山と渓谷社、1998)

フランス大使館・エールフランス特別賞

中野 知律 ジュリア・クリステヴァ著「プルースト-感じられる時」翻訳(筑摩書房、1998)

フランス側

ナタリー・クアメ 「江戸期の四国巡礼」(博士論文)

本賞

橋本 博之 「行政法学と行政判例-モーリス・オーリウ行政法学の研究」(有斐閣、1998)

LVJ特別賞

青柳 悦子 マリナ・ヤゲーロ著「言葉の国のアリス-あなたにもわかる言語学」翻訳(夏目書房、1997)

フランス大使館・エールフランス特別賞

星埜 守之 パトリック・シャモワゾー著 「テキサコ」翻訳(平凡社、1997)

フランス側

フィリップ・ペルチエ 「ラ・ジャポネジー」

本賞

川出 良枝 「貴族の徳、商業の精神-モンテスキューと専制批判の系譜」(東京大学出版会、1996)

LVJ特別賞

稲賀 繁美 「絵画の黄昏-エドゥアール・マネ没後の闘争」(名古屋大学出版会、1997)

フランス大使館・エールフランス特別賞

北 明子 「メーヌ・ド・ビランの世界-経験する〈私〉の哲学」(勁草書房、1997)

フランス側

ニコラ・フィエーベ 「近代以前の日本の建築と都市-京の町の建築空間と14,15世紀の将軍の住まい」

本賞

大村 敦志 「法源・解釈・民法学-フランス民法総論研究」(有斐閣、1995)

LVJ特別賞

山下 雅之 「コントとデユルケームのあいだ-1870年代のフランス社会学」(木鐸社、1996)

平山郁夫特別賞

松浦 寿輝 「平面論-1880年代西欧」(岩波書店、1994)

フランス側

ジョルジュ・ゴトリーブ 「日本の小説の一世紀」

特別賞

エマニュエル・ロズラン 「1912年から1921年の森鴎外・林太郎」

本賞

金森 修 「フランス科学認識論の系譜-カンギレム、ダゴニエ、フーコー」(勁草書房、 1994)

LVJ特別賞

小倉 孝誠 「挿絵入り「イリュストラシオン」にたどる19世紀フランス夢と創造」(人文書院、1995)

フランス側

ナターシャ・アヴリンヌ 「泡となった日本の土地」

本賞

西野 嘉章 「十五世紀プロヴァンス絵画研究-祭壇画の図像プログラムをめぐる一試論」(岩波書店、1994)

LVJ特別賞

今橋 映子 「異都憧憬-日本人のパリ」(柏書房、1993)

藤田亀太郎特別賞

森村 敏己 「名誉と快楽-エルヴェシウスの功利主義」(法政大学出版局、1993)

フランス側

クリスティアーヌ・セギ 「明治期における日本新聞史」

本賞

松澤 和宏 Introduction à l'étude critique et génétique des manuscrits de L'Education sentimentale de Gustave Flaubert : l'amour, l'argent, la parole (フランス図書、1992)

LVJ特別賞

栗田 啓子 「エンジニア・エコノミスト-フランス公共経済学の成立」(東京大学出版会、1992)

第10回記念特別賞

月村 辰雄 「恋の文学誌-フランス文学の原風景をもとめて」(筑摩書房、1992)

フランス側

マルグリット大矢 「江戸時代の漢詩」

本賞

渡辺 啓貴 「ミッテラン時代のフランス」(芦書房)

LVJ特別賞

梅本 洋一 「サッシャ・ギトリ-都市・演劇・映画」(勁草書房、1990)

フランス側

フレデリック・ジラール 「明恵上人-鎌倉時代華厳宗の一僧」

本賞

石井洋二郎 ピエール・ブルデュー著「ディスタンクシオン」翻訳(藤原書店、1989)

LVJ特別賞

前田 英樹 「沈黙するソシュール」(書肆山田、1989)

フランス側

エリク・セイズレ 「戦後日本の君主制と民主主義」

本賞

辻村みよ子 「フランス革命の憲法原理」(日本評論社、1989)

LVJ特別賞

新谷 昌宏 ジャン=ピエール・シャンジュー著 「ニューロン人間」翻訳(みすず書房、 1989)

フランス側

モリタ・エレーヌ・フリガミッチ 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」翻訳

本賞

吉岡 知哉 「ジャン=ジャック・ルソー論」(東京大学出版会1988)

LVJ特別賞

中地 義和 Combat spirituel ou immense dérision ? - Essai d'analyse textuelle d'une saison en enfer , José Corti, 1987

フランス側

ジャック・クラヴロー 「日本-天皇の世紀」

本賞

坪井 善明 L'Empire vietnamien : face a la France et a la Chine, 1847-1885, Harmattan, 1987

LVJ特別賞

木村 三郎 リュック・ド・ナントゥイユ著「ダヴィッド(世界の巨匠シリーズ)」翻訳(美術出版社、1987)

フランス側

ジャン=ノエル・ロベール 「九世紀初期における日本の天台宗の教義」

本賞

彌永 信美 「幻想の東洋-オリエンタリズムの系譜」(青土社 1987)

LVJ特別賞

竹内 信夫 モーリス・パンゲ著「自死の日本史」翻訳(筑摩書房、1986)

フランス側

小玉クリスチーヌ 「視線の循環-梶井基次郎の世界」

本賞

滝沢 正 「フランス行政法の理論:国家賠償・地方制度」(有斐閣、1984)

LVJ特別賞

塩川 徹也 「パスカル:奇蹟と表徴」(岩波書店、1985)

フランス側

パスカル・グリオレ 「日本の近代化と国字改革」

本賞

篠田 勝英 ジョルジュ・デュビー「中世の結婚-騎士・女性・司祭」翻訳(新評論、1984)

フランス側

ドミニク・テュルク 「ラニマル・ストラテジック-日本企業におけるあいまいな構造」

本賞

工藤 庸子 アンリ・トロワイヤ著「アレクサンドル一世」「イヴァン雷帝」翻訳(中央公論社、1982 ~ 1983)

特別賞

メヂカル・フレンド社 医学生物学大辞典」全6巻(1983)

フランス側

エリザベート・フロレ 「柳宗悦と民芸運動の研究」(博士論文)