協力イベント

ロジェ・マルクスはフランス第三共和制初期の美術批評家・行政官として、ロダン、ガレ、モネ、マティスといった同時代の芸術家に対する支援や装飾芸術振興運動を通して、19世紀末から20世紀初頭のフランス美術史に少なからぬ影響を与えた人物です。本シンポジウムではマルクス研究の第一人者であるカトリーヌ・メヌー氏を交えて、彼の業績、また芸術家たちとの関係を検証し、美術批評・文化政策の視点からフランス近代美術史の再考を目指します。

 

 

プログラム

司会:天野知香(お茶の水女子大学教授)

1330‐ 主催者挨拶・趣旨説明

 

1340‐ 基調報告

カトリーヌ・メヌー(パリ第一大学准教授)

「個人主義の称賛:モネ、ロダン、装飾芸術家の擁護者としてのロジェ・マルクス」

 

休憩10

 

1435‐ 研究発表

土田ルリ子(サントリー美術館学芸副部長)

「エミール・ガレと同郷の理解者ロジェ・マルクス」(仮題)

 

吉田紀子(中央大学教授)

「ロジェ・マルクスとポスター 装飾芸術から社会芸術へ」

 

マチュー・セゲラ(日仏会館・日本研究センター協力研究員)

「睡蓮の生成:クロード・モネ、ロジェ・マルクス、ジョルジュ・クレマンソー」

 

休憩15

 

1605‐ 

全体討議

 

 

画像  ジュール・シェレ、≪椅子に座るロジェ・マルクス≫、1896年、個人蔵

 

 

 

 

日仏会館のイベント等活動は、個人会員・賛助会員の皆様のご支援で成り立っております。

 

 

 

 

 

開始日時
2017-11-04(土) 13:30 17:00
定員 130
会場 日仏会館ホール
91


本シンポジウムの趣旨は、日本のジェンダー問題を考えるにあたりフランスのフェミニズムの歴史を再考することです。第一部は「フランスの女性運動の歴史」というタイトルで大革命期、19世紀、20世紀について三名の登壇者が発表を、第二部では「フランスのフェミニズムとパリテ概念」についての講演を行います。第三部ではレジャーヌ・セナック氏へ日仏の現代のフェミニズムの諸問題に関するインタビューを行い、第四部では登壇者、参加者による討論・質疑応答を行います。

 

 

【プログラム

開会の辞  西尾治子 (日仏女性研究学会代表)

開会の言葉 ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)

 

1705 -1820分)

第一部 フランスの女性運動の歴史  

司会:中山信子(早稲田大学演劇博物館)

 

「フランス革命期における女性の『能動化と排除』」

―ヴェルサイユ行進から革命共和女性協会まで―

鳴子 博子(中央大学 社会科学研究所所長・経済学部教授)

 

19世紀におけるサン=シモン主義とフェミニズム」

―女性サン=シモン主義者の声と活動に着目してー

マルコ・ソッティーレ(椙山女学園大学准教授)

 

MLFにおける女性の就業と身体の解放」

永澤 桂 (横浜国立大学他非常勤講師)

 

1820-1845分)

第二部 フランスのフェミニズムとパリテの理念

司会 : 糠塚康江(東北大学名誉教授)

 

「ジェンダー法学的視点から、パリテの理念と意義を考える」

辻村 みよ子(前明治大学法科大学院ジェンダー法センター長・東北大学名誉教授)

  

休憩 10

 

1855-1930分)

第三部 インタビュー、レジャーヌ・セナック氏に聞く、日仏現代のフェミニズムの諸問題

司会:新行内美和(日仏女性研究学会)

 

レジャーヌ・セナック(フランス国立科学研究センターCNRS・パリ政治学院政治学研究センターCevipof研究主任)

三浦まり(上智大学教授)

 

1930-20 00分)

第四部 登壇者および参加者との討論・質疑応答

司会:西尾治子

 

閉会の挨拶:中山信子 

 

日仏会館のイベント等活動は、個人会員・賛助会員の皆様のご支援で成り立っております。

 

開始日時
2022-03-05(土) 17:00 20:00
会場 オンライン(en ligne)